AIで投稿文を作ること自体は、運用の負荷を大きく下げます。しかし「テーマだけ渡して全文書かせ、そのまま投稿する」と、ほぼ確実に伸びません。Threadsで評価されるのは会話が生まれる投稿で、AIが素で書く文章は最も会話が生まれにくい「無難な一般論」になるからです。
AIっぽい投稿が伸びない3つの理由
- 1立場がない:「〜が大切です」「〜を意識しましょう」で終わる。返信する動機が生まれない
- 2具体がない:数字・固有名詞・自分の失敗がなく、誰が書いても同じ文章になる
- 3前置きが長い:「SNS運用において重要なのは〜」と始まり、1行目でスクロールされる(→ 1行目の書き方)
任せる工程と、人が持つ工程
| 工程 | 担当 | 理由 |
|---|---|---|
| ネタ(何が起きたか、何を思ったか) | 人 | AIには現場がない。ここを渡さないと一般論になる |
| 切り口を10個出す | AI | 発散は得意。人が選ぶ前提なら質は問わない |
| 切り口を選ぶ | 人 | 自分のアカウントで効く型を知っているのは人 |
| 型に沿って整形する | AI | 「二択型で」「結論型で」と型を指定すれば安定する |
| 1行目を3案出す | AI | 候補出しは速い。選ぶのは人 |
| 固有名詞・数字・言い回しを足す | 人 | ここが「その人の投稿」になる部分 |
| 最終判断 | 人 | 断定表現・他社言及・規制のチェック |
要するに、AIは「発散」と「整形」、人は「素材」と「選択」です。この分担を守れば、AIは投稿の質を落とさずに作業時間だけを減らします。
指示(プロンプト)の型
① 素材を渡す
テーマではなく、起きたこと・思ったことを箇条書きで渡します。「今日、常連さんに『最近味変わった?』と聞かれた。実は出汁の取り方を変えた。理由は〜」のように、整っていなくて構いません。
② 型と制約を指定する
- 「1行目は結論から。挨拶と前置きは禁止」
- 「最後は読者への問いで終える」
- 「〜が大切です、〜しましょう、という表現は使わない」
- 「全体で150字以内」
- 「効果を断定する表現は使わない」(業種によって必須)
③ 複数案を出させて選ぶ
「切り口を変えて5案」「1行目だけを3案」のように、選択肢を出させて人が選ぶ形にします。1案を採用するより、5案から選ぶほうが確実に質が上がります。
④ 自分の言葉に戻す
採用した案に、固有名詞(メニュー名・地名・スタッフ名)と自分の言い回しを足します。この工程を飛ばすと「AIっぽさ」が残ります。
店舗運用での現実的な使い方
① 週1回、素材を書き出す
1週間の出来事を10個、1行ずつ。これが最も重要な工程で、ここは人にしかできません。
② AIに7日分の案を出させる
曜日ごとの型(→ 投稿ネタの12の型)を指定して、素材を割り当てさせます。
③ 選んで直して予約する
各案の1行目を確認し、固有名詞を足して予約投稿へ。ここまで30分が目安です。
まとめ
- テーマだけ渡して全文書かせると、無難な一般論になって伸びない
- AIは発散と整形、人は素材と選択。分担を守る
- 素材は「起きたこと・思ったこと」を箇条書きで渡す
- 型と禁止表現を指定し、複数案から選ぶ
- 採用案に固有名詞と自分の言い回しを足して仕上げる
