ECのSNS運用は、最終的にリンクを踏んで買ってもらう必要があります。しかしThreadsは本文にリンクを入れた投稿が伸びにくい構造です(→ アルゴリズム解説)。「投稿にリンクを貼らないと売れない」と「リンクを貼ると届かない」の矛盾を、設計で解く必要があります。
リンク問題の解き方
| 置き場所 | 配信への影響 | 使い方 |
|---|---|---|
| 本文 | 大きく落ちる | 使わない |
| 最初の自己返信 | 小さい | 投稿直後に自分で返信してリンクを置く |
| プロフィール | 影響なし | 常設。目的を1つに絞ったページへ |
投稿本文でリンクを踏ませようとしないのが原則です。本文は興味を作る場所、リンクは返信とプロフィールに置く。この分離ができていないEC投稿が非常に多く、逆にいえば差がつく部分です。
購入につながる投稿の型
① 商品ができるまで
試作・失敗・改良・完成の過程。完成写真はInstagramの役割で、Threadsでは過程が価格への納得に変わります。スレッド形式で時系列にすると読まれます(→ 連投の使い方)。
② 迷いを共有する
「次の色、AとBどっちがいい?」。返信が最も生まれる型で、答えた人はその商品の発売時に買う確率が上がります。商品開発にお客さんを参加させる構造です。
③ 使い方・選び方
「この商品を買わないほうがいい人」「サイズで迷ったときの決め方」。売らない情報を出すほど、信頼と購入につながります。
④ 中の人の話
誰が作って、誰が梱包しているか。ECは顔が見えないぶん、人が見えるだけで差別化になります。
⑤ 正直な在庫・セール情報
「残り12個です」「来週値上げします。理由は原材料費で〜」。告知単体は伸びませんが、理由と正直さがあると会話が生まれます。
プロフィールリンクの設計
- トップページではなく、今推す1商品のページへ。行き先が曖昧なリンクは最もクリックされない
- 投稿と連動して差し替える:投稿で話題にした商品のページに、その週だけ向ける
- 計測できるURLにする:Threads経由の売上が測れないと、運用の継続判断ができない
- プロフィール文に「何が買えるか」を書く:リンクだけ置いても踏まれない(→ プロフィールの書き方)
ECでやりがちな失敗
- 1毎投稿に商品リンク:離脱が起きて配信が縮む。売りたいほどリンクを本文から外す
- 2商品写真の羅列:Instagramの使い方。Threadsでは会話が生まれない
- 3セール告知だけ:返信の余地がなく、初期配信で止まる
- 4効果・効能の断定:食品・化粧品・健康関連は広告規制に触れる。「個人差があります」を明記し、断定を避ける
- 5購入者の投稿を放置:「届きました」の投稿は最優先で返す。次の購入者の投稿を生む(→ UGCの設計)
効果測定
| 指標 | 測り方 | 頻度 |
|---|---|---|
| 反応率 | 反応 ÷ インプレッション | 週次 |
| プロフィールリンクのクリック | 計測URL or 解析ツール | 週次 |
| Threads経由の購入 | 計測URLからの注文数 | 月次 |
| Threads経由の売上 | 上記 × 客単価 | 月次 |
投稿の反応率と、リンククリックと、購入は別々に見てください。 反応率が高いのにクリックが少ないならプロフィール導線の問題、クリックはあるのに買われないなら商品ページの問題です。原因が違うので処方箋も違います(→ インサイトの見方)。
まとめ
- 投稿では売らず、興味を作る。リンクは自己返信とプロフィールに固定
- 過程・迷いの共有・選び方・中の人・正直な在庫情報が購入につながる
- プロフィールリンクは今推す1商品へ。投稿と連動して差し替える
- 商品写真の羅列とセール告知だけの運用は伸びない
- 反応率・クリック・購入を分けて測り、原因を切り分ける
